なぜ、銀行がSDGs診断サービスに取組むのか?
持続可能な開発目標(SDGs)とは
2015年9月に「国連持続可能な開発サミット」の成果文書として、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。アジェンダは、人間、地球および繁栄のための行動計画として、宣言および目標を掲げました。この目標が、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」です。今後のサステナビリティを考えるうえでの世界の共通言語として位置付けられるものといわれています。
で、上記を宣言させるのになぜ銀行がやっきになっているのか?
SDGsの取り組みについて診断し銀行が人権・労働、環境、社会・地域貢献など5分野の29項目について採点し、4段階にランク付けする。上位3段階までの企業を対象にする上限3億円の融資は通常より金利を優遇する。
SDGsの診断料はどこもたいてい11万円
ちなみに
SDGsの宣言自体は国や行政の許可も必要ない、宣言文自体にフォーマットもありません。具体的な行動や成果を発表する義務もありません。あくまで自主的な取り組みとしてWEB上で自分たちが貢献できる内容をリリースするだけSDGsの宣言自体は国や行政の許可も必要ない、宣言文自体にフォーマットもありません。具体的な行動や成果を発表する義務もありません。あくまで自主的な取り組みとしてWEB上で自分たちが貢献できる内容をリリースするだけ
上記を読んでわかるように特に実際は金がかかるわけではない。
ロゴやマークについては国連のホームページから自由にダウンロードできる。商業利用でなければ。なので自社が宣言するだけだったら当然無料。
よく見るこんなやつね
どこの銀行でSDGsの診断サービスをしてるか確認したところ
- 東邦銀行(11万円SDGsサポートサービス2回目以降33,000円)
- 常陽銀行(11万円SDGs支援サービス)
- 福井銀行(16万5千円SDGs経営支援サービス)
- 伊予銀行(5万5千円SDGs診断サービス)
- 愛媛銀行(11万円SDGs経営立ち上げ支援サービス)
- 北陸銀行(SDGs評価サービス)
- 七十七銀行(SDGs診断55,000円SDGs宣言55,000円)
- 第四北越銀行(16万5千円SDGSコンサルティングサービス)
クリックすると銀行ホームページやSDGS関連記事にそれぞれとびます
そもそも、SDGsに取組むことによって企業価値があがるのか?
全世界で取り組みをしてるのに取り組みをしてないとあそこの企業はSDGs宣言してないからダメだよね?
なんてなるのでしょうか?
銀行から少しでも安い金利で融資を受けたいという理由があるなら上記サービスを使いSDGs宣言をするのもありですが
そうでないなら自分でサクッと宣言しホームページで公開しちゃうのが得策ではないでしょうか
詳しいことは全て国連のホームページに載っています。
細かいアイコンもこちらからダウンロード
ダウンロードからSDGs宣言書の見本をダウンロードできます。(ワードファイルになります。)